JWTC勉強会

2018年7月21日(土) 参加者22名(JWTC15名、ビジター7名)

ブラジル勉強会&食事会

講師:会員 狩野 知保(かのう ちほ)株式会社 エイチ・アイ・エス

7月21日(土)酷暑の中、予定通り、外苑前のレストラン「ワールドバル753 (ナゴミ)」に集まり、山科会長挨拶のあと、さっそく会員でもある狩野講師にブラジル駐在時のお話をいただきました。

HIS名古屋支店勤務時代、ポルトガル語を使い、お客様対応されていたのを会社も把握しており、ワールドカップ、オリンピックのブラジル開催に合わせ、ブラジル支店勤務を任命され、同じHIS勤務であるご主人と共に赴任され、お子様連れで2013年からサンパウロで4年間の海外勤務となりました。

 
 
沢山の画像を使い、人口1100万人である南米の大都市「サンパウロ」を紹介されました。日系企業が数百社あり、HISでは海外旅行を主に担当していたとの事もあり、日本に居るのと変わらない多忙な毎日だったそうです。日系ブラジル人は今では4世、5世で、日本語が話せない日系人も多くなりましたが、それでも日本語教育に熱心で、日本語学校がブラジル国内に多数存在し、お互いの交流も盛んであることが印象に残りました。

ブラジル日系人の7割がサンパウロに住んでいるため、日本の食材には困らなかったそうです。駐在員の住宅には必ずプール、ジム、フットサルコートが常設されていると聞き、優雅な駐在員暮らしを思い浮かべましたが、銀行では静脈認証での出金、デモがあると日本大使館から危険地域についての注意喚起メールが送信されるといった話を伺いますと、お子様を抱えての暮らしは、治安面で何かとご苦労されたであろうことが想像されます。住んでみて、暑い、サッカー好き、デモさえお祭りにしてしまう陽気な国民性を心から理解し、暮らし自体を楽しんで帰国されたのではないかと感じました。

4年間の駐在中、2014年のサッカーワールドカップ、2016年オリンピックと日本客の受け入れに大忙しでしたが、一方では、個人的な観光もこなし、イグアスの滝、アマゾン、ブラジリアなど有名な観光地、世界遺産のほか、地元の方が訪れるビーチや美術館も数多く訪問されたそうで、写真を通して色々教えていただきました。多様な文化が交じり合い、年一回しか使わないにもかかわらず、リオカーニバルの常設会場があることを知り、スケールの大きい国であることを改めて知りました。

さすがに旅行会社勤務らしく、お勧めのおみやげや買い物まで経験を踏まえたアドバイスを頂きました。

最後は「イグアスの滝」や「リオカーニバル」の動画でブラジルの躍動を体感し、明るく楽しい語りに時のたつのも忘れ、充実した時間を過ごすことができました。

スーパーの日本食材コーナー
 

リオ・デ・ジャネイロのコルコバードの丘とポンデアスーカ

リオのカーニバル
 
楽しみの一つでもあったブラジル料理の食事会は、お店側の好意で低予算でありながら飲み放題込みで、ブラジルならではのローカルフードをボリュームたっぷり、予定外の「キャッサバイモ素揚げ」も追加され、狩野講師の話にもあった焼きパイナップルで料理を締めくくりました。

<ブラジル料理メニュー>
●サラダ・フライポテト ●ポンデケージョ(チーズ入りパン) ●フェジョアーダ(黒豆と牛肉、豚肉の煮込み) ●シュラスコ ●焼きパイナップル

     

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