親睦会レポート

2017年6月17日(土) 参加者24名(会員18名、ビジター6名)

爽やかな初夏を満喫!

沼津倶楽部とクレマチスの丘

梅雨時の6月にもかかわらず、今年も晴天に恵まれた親睦会になりました。東名高速道路を一路沼津へ向かい、途中で事故渋滞のため、現地参加の会員を1時間ほどお待たせしてしまいましたが、最初の目的地の瀟洒な佇まいは渋滞の疲れを忘れさせてくれる素晴らしさでした。

沼津倶楽部は、ミツワ石鹸二代目社長三輪善兵衛が明治時代に別邸として建てた数寄屋造りの和館と、那須の二期倶楽部を手掛けた渡辺明氏の設計による宿泊棟から成る会員制ゲストハウスです。東海道随一の景勝地千本松原に隣接し、和館と長屋門が国の有形文化財に登録されています。

広々としたテラスの専用露天風呂、洗練された和モダンの中にさまざまな意匠を凝らした客室をご案内いただき、名棟梁の手による歴史的建築の和館でお茶室や網代天井を見学した後はお待ちかねの昼食です。

倶楽部のご好意によるスパークリングワインで乾杯した後、桜海老やしらすなど駿河湾の新鮮な幸に舌鼓を打ちました。時代を感じさせる縁側の戸にはめられた少しゆがんだガラス板の向こうに見える庭園の緑が印象的な午後のひと時となりました。

昼食後、バス旅行では欠かせないお買い物タイムでは、沼津漁港に立ち並ぶ土産店で干物などの海産物やお茶などを購入し、最後の訪問地クレマチスの丘へ向かいました。

伊豆や箱根の山々がパノラマに広がる眺望を背景に緑の丘陵に広がるクレマチスガーデンでは最初に学芸員さんからクレマチス=鉄線ではなく、私たちが鉄線と言っている花は250種もあるクレマチスのひとつの品種であると説明を受けました。花の色、形、草姿が変化に富むクレマチスが咲き誇る庭園の散策と、現代イタリアを代表する具象彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジ氏の個人美術館であるヴァンジ彫刻庭園美術館を各自で見学しました。

帰路、広さと品揃えでは東名有数の海老名サービスエリアで最後のお買い物を楽しんで新宿に到着。今年も充実の親睦会でした。

国の有形文化財に登録された長屋門にて

 

沼津倶楽部宿泊棟

 

数寄屋造りのレストラン

 

坂本副会長(中央)のあいさつと”乾杯!”
咲き誇る大輪のクレマチス
緑と花が美しい庭園内
庭園内の作品を各自で巡る

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